砂糖の害②(砂糖は、体内でカルシウムを奪う)

甘いものが大好きで、白砂糖の入ったお菓子を毎日食べていた人が亡くなった。遺体は火葬された。  火葬場で、遺族が骨を拾いあげようとすると、遺骨は、つかんだそばからポロポロと粉になってしまい、満足に拾うことができなかった……。 そんなことが、よくあるそうです。「年寄りになると骨折しやすくなるから、カルシウムをたくさんとりなさい」テレビなどでよくそんなことを言っていますが、それよりも甘いものをやめることがよほど優先だということがお分かりいただけるでしょう。 まして、ちょっと転んだくらいで骨折するお子さんは、白砂糖によって生きながらにして火葬寸前の状態にされているといっても過言ではないくらいです。     また、カルシウムの欠乏は骨や歯がもろくなるだけにとどまりません。 健康にご関心の高い皆さんなら、カルシウムが精神の安定に大きく関係していることは、ご承知のかたも多いと思います。 たとえばカルシウムが不足すると神経過敏になり、対人恐怖症になったりノイローゼになったりします。 さらに、カルシウム不足は腸の動きも悪くすることを知っておいてください。 便秘で困っている人は、どれだけ食物繊維をとるように気をつけても甘いものをとるのをやめなければ無意味です。 いわんや「食物繊維たっぷり」などとうたわれたジュースやお菓子をつとめて摂取するなどは論外といえるでしょう。  以上、砂糖がカルシウムを奪っていくということと、それによってどんなことが起こるかをザッと見ていきました。 しかし。砂糖のおそろしさは、こんなものはまだまだ序のクチなのです。